タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-1

   売切れ
 特価1箱980円(1グロス)
  送料185円(クリックポスト)
  5箱まで送料は同じです。
   他のペン先とも合わせてどうぞ。

 JISマークあり サジペン(つけペン)未開封箱
  定価¥400. 昭和34(1959)~昭和41(1966)年頃 紙箱最後の時代の品です。この後プラスチックケースになりました。
 60年ほど前のペン先です。ニュームペン特有の変色や黒点があります。
   クロームペンはこちら⇒タチカワスプーンペン NO.600EF 紙箱 B80 };

JISマーク
ペン先のJIS規格「S6008 鋼ペン先」は、昭和29(1954)年10月30日に制定され、昭和62(1987)年7月1日に廃止されました。(JISC 日本工業標準調査会のデータベース)

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-3
 二つとも未開封箱です。 「定價 1哥¥400.」と記載されていますが、1哥とは1グロスの意味です。
 左:透明のセロハンで包まれています。
 右の箱のセロハンはなくなっています。
  箱にはキズや汚れがあります。セロハンはないものと考え下さい。

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-4 タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-5

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タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-8
 小売店用に小分け袋が5枚同梱されています。

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 右下に写っているのはピンセットです。

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-10 タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-11
  小分け袋です。「永がく使えて錆びません」と書かれていますが、ニュームペン先は60年も経つと変色してきます。

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-12

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-13
 柔らかい書き味のつけぺんです
 ニュームペン先とは、錫(スズ)メッキされたブリキ製のペン先です。表面のザラつきによってインクのぼた落ちを防ぎ、インク持ちが良いのが大きな特徴です。書き味はクロームより柔らかです。根強いファンがいます。

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-15
 ペン先の刻印 : 細字 JISマーク NO.600EF TACHIKAWA MADE IN JAPAN

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-16

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-17

タチカワスプーンペン NO.600EF ニューム紙箱 B259-18
 タチカワペンの五大特色 
 右下には検印があります。検印は箱により名前が異なります。

サジペン
その形から、スプーンペン(タチカワ)、カブラペン、タマペン(ゼブラ)とも呼ばれます。※ブランドによって名称が異なっています。
廃止されたJIS(日本工業規格 鋼ペン先S6008)では、サジ型の名称でした

硬く丈夫なため、均一な線が描けます。
若干の線の強弱(太い線、細い線)と均一な太目の線が書けるペン先です。ペン先を紙に沿って寝かせることで、線の強弱が出ます。
漫画を描くのにも利用されます。

ペン先の歴史
戦前は輸入品のムッソリーニペンが市場独占でした。その後スフィンクスペン、そして戦後に国産の丸善オリオンが発売されました。しかしまもなく消えてしまいます。

戦後まもなくのころは国内に40社を超えるメーカーがありましたが、ライオン・日光・ゼブラ、それに次ぐタチカワ・エレガントの大手5社が主流となっていきます。

戦前には物価統制をうけ、戦後には資材統制が行われるなど統制経済社会の中で鋼ペン先の生産技術や品質が磨かれました。

材料
ペン先の材料である特殊鋼は、時計のゼンマイ・製材用の帯鋸(おびのこ)や洋傘の骨、安全剃刀などに使われているものでした。

製造工程
材料の品質の吟味、焼入れ・加工・鍍金(メッキ)に経験を積んだ熟練技術者を必要としました。

出来上った製品は厳格な検査で選別されたのですが最初は大量の不良品が積み上がったといいます。素材の特殊鋼の低品質、加工用機械の加工精度不足、作業者の未熟などにより均一性のある製品がなかなか生まれませんでした。

しかし、鋼材の品質改良の要請、機械の改良、加工技術の向上により世界に誇る優秀な製品が作られるようになりました。

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古来から筆墨文化だった日本には、ペン先使用の習慣はありませんでした。明治初期に鋼ペン先が輸入されてからしばらく、日本の全需要は、イギリスなど外国の製品によってのみ充たされていました。

戦後、ペン業界の努力によって、日本工業得意のキメ細い高品質の鋼ペン先が造られ輸出するまでになりました。
            ◇参考資料:ペン先の歩み(平成7年8月 日本鋼ペン先工業組合発行)

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