大鋸(おが)

大鋸(おが)

大鋸(おが)NO.3/NO.4

大鋸(おが)NO.3/NO.4 左:NO.3¥7,500. 右:NO.4¥4,800.
 NO.3 全長約86㎝ 刃長54㎝ 刃の最大幅33㎝NO.4売切れ  
 NO.4 全長約87㎝ 刃長54㎝ 刃の最大幅30㎝NO.4売切れ 

●前挽き大鋸
製材に使われた鋸で、単に前挽きといわれます。
桃山時代末期に開発されました。 鋸(のこ)の重量を利用して切ります。

縦挽き 横挽き
木材を繊維の方向に沿って切断するときに使う鋸を「縦挽き」、 木材を繊維の方向と直角に切断するときに使う鋸を「横挽き」と言います。

大鋸(おが)NO.5/NO.6

大鋸(おが)NO.5/NO.6 左:NO.5¥7,000. 右:NO.6¥5,500.
 NO.5 全長約87㎝ 刃長56㎝ 刃の最大幅38㎝NO.5 売切れ 
 NO.6 全長約88㎝ 刃長56㎝ 刃の最大幅35㎝ 


大鋸とは、大きいノコギリの意味です:大鋸屑「おがくず」のおがです。

神社仏閣などの木の文化は大鋸から生まれました。
大鋸の製造地は、主に滋賀、土佐、会津地方だと言われています。

大鋸で丸太を材木にする人を木挽き(こびき)といいます。
製材が機械化が始まるまでは、木挽き職人さんたちが、太い原木から柱、板、棟木などあらゆる材木を大鋸一丁で取っていました。

大きさ、形状、刃形などの異なる数丁を切る木の種類や部位に応じて使い分けました。


木挽 大鋸 江戸時代後期の「木挽」たちの仕事姿
  ●葛飾北斎『富嶽三十六景』の「遠江山中」 1830年ころ

一人は、斜めに立てかけた杣角(そまかく。丸太の丸い面を粗く落とした角材。)に乗って、鋸挽きしています。
下にも一人いて前挽大鋸を挽いています。
上の人の鋸道を引き継いで下の人が下の方を挽いているようです。
傍らではもう一人が座り込んで鋸の目立てをしています。

今でも木挽する人がいます
当館で所蔵している大鋸を見せてほしいと来られた方は実際に使っているとのことでした。

機械を使わないで木挽する理由をお聞きしました。
原木(銘木)から最高の価値ある板を挽くには経験と勘が必要です。
原木の木目を読み取り最高の木取りをして鋸挽きするのが職人技(わざ)です。

機械製材に比べて手挽きのほうが歩留まりが格段によく、鋸挽きによるロスが少ないのだそうです。
原木が高額であればあるほど重要なことです。

手挽きの場合は機械挽きと違って熱を発生しないため、材面を痛めないで挽き面もきれいに木目もきれいに出るとのことです。

前挽鋸(まえびきのこぎり)、木挽鋸 (こびきのこぎり)などともいわれます。今はほとんど使われていません。

「木挽きの一升飯」という言葉があります。
木挽きの仕事は重労働です。大飯を食わなければ体が持たなかったのです。

大鋸(おが)でカヤの木を切ってみました

大鋸(おが)でカヤの木を切ってみました
 大木を大鋸(おが)で縦挽(たてび)きするために、大鋸をお買い求めいただく方が増えてきています。自分で挽いて切ってみないことにはお問合せにお答えできませんので改めて切ってみました。
最初の切り込みを入れるコツと力がないと切れないことがわかりました。

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