竹尺 竹製ものさし 1尺 A324a/b
竹尺 竹製ものさし 1尺 A324a/b
1尺(約30.3cm)の竹尺です。
尺貫法は廃止されましたが、木造建築や和裁の分野などで伝統的に使用されてきました。こちらの竹尺は[尺相当目盛り付き長さ計」として販売が認められているものです。しかし、今では使う人が限られ希少なものとなりました。
a/bどちらも同じ長さの1尺ものさしです。幅もどちらも2.3センチ。
一番下は50センチのものさしです。
長さや目盛りは同じですが星の色や文字のデザインとサイズが違っています。
a/bどちらも半分の長さの5分のところに星と小さい丸印が4つ付けられています。a/bは星の色が違っています。どちらにも5/33とごく細い線で彫られています。
上a / 下b
両側に目盛りが付いています。寸の目盛りは両側に長く、分の目盛りは両側に短く刻まれています。寸の目盛りの半分の5分の目盛りの所に小さい黒点が付いています。(1分≒3.03mm)
右端の文字のデザインとサイズも違っています。
10/33mという表示があり[尺相当目盛り付き長さ計」である事を示しています。
竹尺 竹製ものさし 1尺 A324a 1本190円
送料185円(クリックポスト)
紙箱は付きません。
単三乾電池は大きさの参考です。
竹尺 竹製ものさし 1尺 A324b 1本180円
送料185円(クリックポスト)
星について
数年前まで竹尺を作っていたという櫛田度器製作所の櫛田幸夫会長は
「竹に数字を刻むのは難しい。だから、昔から数字の代わりに目立つような印を使ってきたのでしょう」
日本文教センターの担当者は
「印を入れるなら三角でも四角でもいいけど、穴を開けるだけの丸が一番簡単だったのでは」
「数字の代わりに目立つような印にし、穴を開けるだけの丸が一番簡単だった」これが、答えのような感じがしますね。
竹から節を取って滑らかにし、目盛りや点は機械で入れるが、色も木目も、厳密に全く同じ竹尺は1本もないそうです。「竹は反るけど伸び縮みは少ない。大切に使えば100年は使える」岡根さんの言です。
詳しくは⇒竹物差し、竹定規について
尺相当目盛り付き長さ計
木造建築や和裁などの分野では、尺や鯨尺が現在でも使われており、かつてヤミ業者の製造した粗悪品が出回り、大工職人が施工する際に混乱したり、書類送検、逮捕されるなど、日本のメートル法化の厳格運用によって、日本では社会問題が発生したことがあり、永六輔が「尺貫法復権運動」を巻き起こした。このため、計量単位の規制が、日本の伝統や文化の中で著しく不便を生じさせている場合は、その度合いを最小限に留めるよう、制度の柔軟な運用を行うこととなった。
1977年(昭和52年)の計量行政審議会で議論が行われ、「尺相当目盛り付き長さ計」(尺相当の長さの目盛りが付いているが、値はメートルの物差し)は、メートル法による物差しとし、合法であるという判断がなされ、これに基づき販売が認められている。一部に、尺の使用が「黙認されている」と主張している向きがあるが、間違いである。
尺相当目盛り付き長さ計は、尺・寸の目盛り表記ではなく、1/33 mごとの目盛り(曲尺相当)又は1/26.4 mごとの目盛り(鯨尺相当)というように、表記上はメートル法を採用しているため、メートル法による物差しである。これは三角スケールの目盛りにおいて、1/150 mや1/250 m目盛りの物差しがメートル法によるものであることと同じである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
詳しくは⇒計量史年表
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