古布 継ぎ接ぎ 敷物 B
古布 継ぎ接ぎ 敷物 B

¥4,100.
145×160㎝
ヤケ、汚れ、継ぎ接ぎがあります。
⇒古布 敷物 継ぎ接ぎ A282
昔、木綿の布(キレ)は大事なものでした。特に、綿花の栽培ができない寒冷地の東北地方では木綿の入手は難しく大変貴重でした。
※綿花の育つ北限は福島県あたりまでです。
江戸時代,木綿が普及して関東,近畿では農民が普通に木綿を着るようになっても,東北地方では木綿の入手は当時の貧しい人々にとって難しいことでした。
農漁民の衣料は麻が主体でした。
どんな小さな布きれでも大事にとっておいて,それが風呂敷包みひとつになるくらい溜まったら,それだけ持ってお嫁にいったことも珍しくありませんでした。
貧しく、寒さの厳しい東北地方には、「小豆3粒包める布は捨てるな」という言葉がありました。
そして、どんなものでも粗末にしないで繰り返し使ったといいます。
明治24年(1891)の東北本線が開通する頃まではありとあらゆる布が貴重品でした。
この敷物は、主に布団格子が使われています。荒刺しです。
比較的新しい時代のものですが、布(キレ)を大切に使う習慣が受け継がれています。
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