アンカーコップ
島田硝子製造所(現在の東洋佐々木ガラス)は、昭和13年に食料品缶詰代用の容器としてガラス製アンカーコップの製造を開始しました。

当時、生産統制下で武器や兵器などに使われるため不足していたブリキの代用として保存用の容器として大量に作られました。いつ頃まで生産されてのかは分かりません。
中身を食べた後の空き容器は、大半は家庭でコップとして再利用されました。

再生ガラスで作られましたので、クリアな色合いではなく、ちょっとグレーっぽかったりグリーンやブルー、アンバーなどどれもちょっと鈍い色合いになっています。

気泡が入っていたり異物混入みたいなものもあります。蓋はなくなっています。容器として使われましたのでごく小さい欠けや汚れスレキズがあるものが多いです。

レトロ感があり味わいがあります。