「正宗」銘柄の酒は各地にありますがどうしてでしょうか。

「正宗」の元祖は、灘の「山邑(やまむら)酒造」の「桜政宗」だそうです。

江戸時代末期、「山邑酒造」の六代目山邑太左衛門は、新しい酒の名前を付けるにあたって、京都のある住職を訪ねた際に机の上に「臨済正宗」と書かれた経典を見つけてひらめいたといいます。

経典の名前である「正宗」は「せいしゅう」と読みますが、清酒の「せいしゅ」とも似ていることから、新しい酒の銘柄にぴったりだと考えました。
経典の名前である「正宗」は「せいしゅう」と読みますが、清酒の「せいしゅ」とも似ていることから、新しい酒の銘柄にぴったりだと考えたというのです。

「正宗」は、その後、江戸で人気を博し庶民にまで愛飲される酒となりました。そして「正宗」人気にあやかろうとする蔵元が全国各地に現れたそうです。