太宰治「薄明」初版C06 初版復刻版C07

太宰治「薄明」初版C06 初版復刻版C07

太宰治「薄明」初版C06 初版復刻版C07-1

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(左)初版復刻版C07 1,500円
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初版(右)C06:新紀元社 昭和21(1946)年11月20日発行売切れ
復刻版(左)C07:平成4(1992)年6月19日 日本近代文学館発行  
   「薄明」など8編の短編集

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 初版本には、強いヤケ、汚れ、キズがあります。

太宰は、津軽の大地主の六男として生まれました。共産主義運動から脱落して遺書のつもりで書いた第一創作集のタイトルは「晩年」(昭和11年)でした。(この時太宰は27歳)

その後太平洋戦争に向う時期から戦争末期までの困難な間も、妥協を許さない創作活動を続けた数少ない作家の一人です。
そして、戦後発表した「斜陽」(昭和22年)は大きな反響を呼び、若い読者をひきつけました。

この短編集の中に納められ本の表題となっている『薄明』は、東京三鷹の住居が爆撃で壊され、妻の里の甲府へ疎開した昭和20年4月頃のことを書いています。妻の実家には義妹が一人で住んでいました。

長女園子さんが目の病気に罹り、なんとかして直してやりたいと思う父太宰治が描かれています。暗いイメージが付きまとう太宰治ですが、この作品は、娘に対する愛で満ちています。

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 目次には「薄明」は107頁となっていますが、実際は105頁から始まっています。

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 初版本には書き込みがあります。(上と下の写真)

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