地酒“池錦”が飲めなくなってしまいます

地酒“池錦”が飲めなくなってしまいます

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 蔵元は池島酒造

 祖父から父、そして私、代々の呑兵衛(のんべい)が愛飲してきた地酒“池錦”。我が家から一番近い蔵元池島酒造が転売されました。

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 池島酒造は国道4号線沿いにありました。看板が「池錦」(左)から「ひろせや」(右)に変わりました。
 蔵元の事業を譲り受けたのは栃木県央の鹿沼市千渡で酒類卸小売りを営む小林酒店ということですが(2021.7.10下野新聞)「ひろせや」との関連はわかりません。鹿沼市で日本酒醸造に乗り出すとのことです。「池錦」のブランドは残るということですが。

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 これが最後の池錦。仏壇にお供えしました。
これから晩酌にコップ1杯1合、1か月の楽しみとします。至極の1杯、至極のひと時を一か月。

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 我が家に残っている一升徳利。「池錦」「池島本店」と書かれています。貧乏徳利と呼ばれる通い徳利です。

通い徳利

私が小さいころ、近くの老夫婦がやっている小さい駄菓子屋さんに、量り売りの酒を買いに行かされました。祖父の言いつけでした。このような徳利ではなく別の器を持たされて。

駄菓子屋さんでどうして酒を売っていたのか、買いに行かされたのは何度もなかったことなど、その理由が今になって分かってきています。遠い日の切なくて懐かしい思い出です。

 
減り続ける日本酒の蔵元
日本酒の酒蔵は、全国で1,400以上(参考:国税庁 清酒製造業の概況/平成28年度調査分)、銘柄は1万以上といわれています。
一見、数が多いように思えますが、酒蔵数は徐々に減ってきているのが実情です。「アルコールといえば日本酒」の時代だった昭和初期には7,000以上、平成のはじめでも2,500近い酒蔵がありました。
 とはいえ、お酒の好みの多様化、若者のアルコール離れが話題となる昨今でも、1,400以上もの酒蔵が現存していることは、日本酒がいかに日本人の日常に密着しているお酒であるかが分かります。

酒徳利/通い徳利/貧乏徳利

今では一升瓶や紙パックで売られている日本酒。かつてはこのような徳利を酒を売る店に持参し枡で計ってもらって買ってきました。

通い徳利(貧乏徳利) 一升徳利4本組 A179

通い徳利(貧乏徳利) 一升徳利4本組 A179 4,300円
 高さ約27㎝/胴径11㎝ たっぷり1升入ります
  汚れ、窯傷、小キズがあります。
    
一度に徳利一杯の酒を買うことはなかなかできませんでした。まさに貧乏徳利です。付で買って飲んで支払いができなくて田畑をなくしてしまう呑兵衛(のんべい)もいました。
代々呑兵衛の我が家にはいくつもの貧乏徳利が残っています。

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