古文書 一札之事 弘化二年 C02
古文書 一札之事 弘化二年 C02
¥2,000.
弘化二(1845)年巳年、凶作に付、小作人が地主に納める年貢米弐俵の内一俵を納め残りはお金で支払ったという一札(いっさつ:証文)と読み取りました。
こうした一札にはひな型がありましたが、崩し字と変体仮名ですので読み解くことはなかなか難しいです。⇒古文書を読む
弘化二(1845)年
元号弘化は、元年の1844年から弘化5(1848)年まででした。
大政奉還 は1867年、明治元年は1868年です。

今から170年以上前の弘化二年(1845)に作成された証文です。
ヤケ、しわ、しみがあります。
米弐俵 残り四斗入一俵 米四斗入壱俵請取
右者(は) 凶作に付右田地より上納可仕(つかまつるべく)・・・
弘化二巳年十二月卄(二十)八日 小作人・・・ 田地主・・・
凶作の年です。年貢米を少なくする温情はなかったようです。この証文の背景にどんなやり取りがあったのでしょうか。
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E-13 171025