入営祝いの幟(のぼり)

入営祝いの幟(のぼり)

入営祝いの幟(のぼり)

 兵役につくために兵営に入ることを入営といい、戦争に行くことを出征といいました。
 入営と出征は「名誉」なこととされ、この幟には「祝入営」と書かれています。
 本人や家族も泣くことは許されませんでした。
 「万歳!」に送られて故郷を後にする時、「生きて戻れないかもしれない」という思いがあったに違いありません。

入営祝いの幟(のぼり)

 私の父には、東京で勉学中の終戦間近に召集令状、いわゆる赤紙が実家に届きました。
 その令状を、祖父が、栃木県から、自転車で、東京堀切の父に届けたと聞かされました。汽車がなかったのか汽車賃がなかったのかは聞かされていません。私の家は貧乏でした。
戦争がもう少し長引いていたら私は生まれてこなかったかもしれません。

長さ約3メートル、幅50センチです。

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