丸善アテナインキ ブルーブラック 昭和初期 B302
丸善アテナインキ ブルーブラック 昭和初期 B302

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紙箱入り1個1,380円
送料600円(レターパックプラス)
5個まで
日本のインキの歴史を築いてきた丸善アテナインキ
丸善アテナインキ ATHENA INK 60cc 紙箱付
ブルーブラック MARUZEN 丸善株式會社
“60cc” “ブルーブラック”の記載はどこにもありません。この時代、ボトルインキは60cc、インキといえばブルーブラックだったのでしょうか。

1ダース(12個)入りの外函(そとばこ:紙箱)に入っています。10個以上お買い上げの方にはこの函をお付けします。外函は汚れていてキズもあります。


箱の蓋に登録商標(TRADE MARK)のアテナ(ギリシャ神話の女神)のマークが印刷されています。
このマークは、ボトルの蓋やラベルなどにも記されています。
インクボトルと紙箱のデザインは大正6年発売当時とほとんど同じです。日本文字は右から左に書かれています。
丸善
明治2年(1869)創業の老舗です。
早矢仕有的(はやし ゆうてき)が横浜に書籍・薬品を商う輸入商社「丸屋商社」として創業しました。その後多角的な商売をはじめていきました。日本の実質的な株式会社第一号といわれています。
インキの製造を開始したのは明治18年(1885)。丸善アテナインキは日本のインキの歴史を築いてきました。
現在は、株式会社丸善ジュンク堂書店に継承されています。


紙箱にはくすみや汚れ、ヤケ、小キズがあります。

蓋にエンボス
ATHENA INK
TRADE MARK
MARUZEN TOKYO
左: アテナの商標(トレードマーク) 右: “ATHENA INK” のエンボス
ボトルのエンボス 左:“MARUZEN” 右:“M”と数字(底)
丸善は、明治18年(1885)現在の日本橋店の敷地内で「丸善工作部」がインク製造を開始しました。
創業間もない頃、学校や学生の増加に伴い、インキの需要も増大。しかし輸入インキは高価すぎ、家内工業で作られたインキには粗悪品が多かったことから、明治18年(1885)に現在の日本橋店の敷地内で「丸善工作部」がインク製造を開始しました。
工作部製のインキはしばしば博覧会等に出品し賞を受けて、のちの「丸善インキ」「丸善アテナインキ」として一時代を築く商品となりました。
パイロットインキとの色比べです
左:アテナインキ 右:現行のパイロットインキ どちらもブルーブラック
インクをたっぷり付けて書いてみました。
アテナインキの方がブラックが強いです。

細字ではほとんど変わりません。(左がアテナインキ)
インクは、揮発してわずかに減っているような感じです。沈殿はありませんが経年による色の変化などのダメージがある可能性があります。つけペンで書いてみたところ大きな変化は感じられませんでした。
昭和時代のボトルインキには同じ時代の硝子ペンが似合います。⇒アオイガラスペン オリーブグリーン B203

◇梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台「丸善京都支店」
1872年(明治5年)に「京都支店(丸屋善吉店)」として開設され、その後一度閉店した後、1907年(明治40年)に三条通麩屋町に再開設されました。
梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台となったのは、この麩屋町の丸善です。その後、1940年(昭和15年)に河原町通蛸薬師へ移転し、2005年に閉店。閉店時には、閉店を惜しむ来店客が本の上にレモンを置く様子が話題になりました。
そして、2015年(平成27)、 河原町通に丸善 京都本店がオープンしました。およそ10年ぶりの復活です。
豊富な和書の品揃えに加え、カフェがあり洋書・文具などが販売されています。
株式会社丸善ジュンク堂書店 「丸善 京都本店」
2015年8月京都BALの地下1階と地下2階にオープン
2019年2月に発売された復刻版丸善アテナインキ「檸檬」

インクボトルとパッケージ(紙箱)は大正6年発売当時のデザインを忠実に再現されています。色はレモンイェロー
50ml(2,000円+税)
現在檸檬の他5色が販売されています。
どのメーカーが作っているのか聞いてみたいですが聞いても教えてはもらえないでしょう。どなたかご存じの方はおられませんか。
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