太宰治の作品と初出
太宰治の作品と初出
【あ】
ア、秋【あ、あき】
短編小説。
初出:昭和14年10月「若草」
初収刊本:『皮膚と心』(竹村書房)
逢いたいひと【あいたいひと】
短編小説。
初出:昭和21年2月1日「オール読物」
初収刊本:『太宰治全集10巻』(筑摩書房)
愛と美について【あいとびについて】(作品)
愛と美について【あいとびについて】(短編集)
書き下ろし短編集。昭和14年5月20日竹村書房より刊行された。
収録作品:「読者に」
「秋風記」
「新樹の言葉」
「花燭」
「愛と美について」
「火の鳥」
青森【あおもり】
随筆。
初出;昭和16年1月1日「月刊東奥」
初収刊本:『薄明』
朝【あさ】
短編小説。
初出:昭和22年7月10日「新思潮」
初収刊本:『太宰治随想集』
兄たち【あにたち】
短編小説。
初出:昭和15年1月1日「婦人画報」
初収刊本:『皮膚と心』
備考:初出の際は「美しい兄たち」と題されていた。
老ハイデルベルヒ【アルトハイデルベルヒ】(作品)
短編小説。
初出:昭和15年3月「婦人画報」
初収刊本:『皮膚と心』(竹村書房)
老ハイデルベルヒ【アルトハイデルベルヒ】(短編集)
昭和17年5月20日竹村書房より刊行された。
陰火【いんか】
短編小説。
初出:昭和11年4月1日「文藝雑誌」
初収刊本:『晩年』
ヴィヨンの妻【ヴィヨンのつま】(作品)
短編小説。
初出:昭和22年3月1日「展望」
初収刊本:『ヴィヨンの妻』
ヴィヨンの妻【ヴィヨンのつま】(短編集)
短編集。昭和22年8月刊行された。
嘘【うそ】
短編小説。
初出:昭和21年2月1日「新潮」
初収刊本:『冬の花火』
右大臣実朝【うだいじんさねとも】
長編小説。昭和18年9月25日、錦城出版社より刊行された。
鬱屈禍【うっくつか】
短編小説。
初出:昭和15年2月1日「帝國大學新聞」
初収刊本:『思い出』
姨捨【うばすて】
短編小説。
初出:昭和13年10月「新潮」
初収刊本:『女生徒』(砂子屋書房)
海【うみ】
短編小説。
初出:昭和21年7月1日「文学通信」
初収刊本:『ろまん燈籠』(用力社)
黄金風景【おうごんふうけい】
短編小説。
初出:昭和14年3月2日「國民新聞」
備考:「國民新聞」の学芸欄に短編小説コンクール参加作品として3月2日と3日上下に分けて掲載され、上林曉「寒鮒」と同票で当選。太宰は賞金50円を得た。
黄村先生言行録【おうそんせんせいげんこうろく】
短編小説。
初出:昭和18年1月1日「文学界」
初収刊本:『佳日』
桜桃【おうとう】
短編小説。
初出:昭和23年5月1日「世界」
初収刊本:『桜桃』
おさん【おさん】
短編小説。
初出;昭和22年10月1日「改造」
初収刊本:『桜桃』
おしゃれ童子【おしゃれどうじ】
短編小説。
初出:昭和14年11月1日
初収刊本:『婦人画報』
思い出【おもいで】
短編小説。
初出:昭和8年4月1日「海豹」
初収刊本:『晩年』(砂子屋書房)
備考:4、6、7月号と3回に分けて掲載された。
親という二字【おやというにじ】
短編小説。
初出:昭和21年1月28日「新風」
初収刊本:『冬の花火』
女の決闘【おんなのけっとう】(作品)
中編小説。
初出:昭和15年1月1日「月刊文章」
初収刊本:『女の決闘』
備考:6月号まで掲載された。
女の決闘【おんなのけっとう】(作品集)
作品集。昭和15年6月刊行された。
備考:猪子斗示夫が装幀を手がけた。
【か】
駈込み訴え【かけこみうったえ】
短編小説。
初出:昭和15年2月1日「中央公論」。
初収刊本:『女の決闘』
備考:のち昭和17年1月、300部限定の私家版が刊行された。
☆私的太宰の短編作品ベスト1です
佳日【かじつ】(作品)
中編小説。
初出:昭和19年1月1日
初収刊本:『佳日』
佳日【かじつ】(作品集)
花燭【かしょく】
風の便り【かぜのたより】(作品)
短編小説。
初出:昭和16年11月1日「文学界」
初収刊本:『風の便り』
風の便り【かぜのたより】(作品集)
喝采【かっさい】
短編小説。
初出:昭和11年10月1日「若草」
初収刊本:『二十世紀旗手』
貨幣【かへい】
短編小説。
初出:昭和21年2月1日「婦人朝日」
初収刊本:『ろまん燈籠』(用力社)
鴎【かもめ】
短編小説。
初出:昭和15年1月1日「皮膚と心」
初収刊本:『皮膚と心』
彼は昔の彼ならず【かれはむかしのかれならず】
短編小説。
初出:昭和9年10月1日「世紀」
初収刊本:『晩年』
帰去来【ききょらい】
短編小説。
初出:昭和18年6月15日「八雲」
初収刊本:『佳日』
逆行【ぎゃっこう】
短編小説。
初出:昭和10年2月1日「文藝」
初収刊本:『晩年』(砂子屋書房)
饗応夫人【きょうおうふじん】
短編小説。
初出:昭和23年1月1日「光」
初収刊本:『桜桃』
狂言の神【きょうげんのかみ】
短編小説。
初出:昭和11年10月「東陽」
初収刊本:『虚構の彷徨、ダス・ゲマイネ』
虚構の春【きょこうのはる】
短編小説。
初出:昭和11年7月1日「文学界」
初収刊本:『虚構の彷徨、ダス・ゲマイネ』
魚服記【ぎょふくき】
短編小説。
初出:昭和8年「海豹」創刊号
初収刊本:『晩年』(砂子屋書房)
きりぎりす【きりぎりす】
短編小説。
初出:昭和15年11月1日「新潮」
初収刊本:『東京八景』
禁酒の心【きんしゅのこころ】
短編小説。
初出:昭和17年12月28日「現代文学」
初収刊本:『佳日』
グッド・バイ【グッドバイ】
絶筆。朝日新聞に連載されていたが、太宰の自殺により中断。昭和23年7月、朝日評論より単行本として刊行された。
苦悩の年鑑【くのうのねんかん】
短編小説。
初出:昭和21年6月10日「新文藝」
初収刊本:『冬の花火』
故郷【こきょう】
短編小説。
初出:昭和18年1月1日「新潮」
初収刊本:『佳日』
心の王者【こころのおうじゃ】
短編小説。
初出:昭和15年1月25日
初収刊本:『思い出』
乞食学生【こじきがくせい】
短編小説。
初出:昭和15年7月1日「若草」
初収刊本:『東京八景』
備考:挿絵は吉田貫三郎。12月号まで6回にわたり掲載された。
五所川原【ごしょがわら】
随筆。
初出:昭和16年「西北新報」
初収刊本:『薄明』
古典風【こてんふう】
短編小説。
初出:昭和15年6月1日「知性」
初収刊本:『女の決闘』
【さ】
酒ぎらい【さけぎらい】
短編小説。
初出:昭和15年3月1日「知性」
初収刊本:『思い出』
酒の追憶【さけのついおく】
短編小説。
初出:昭和23年1月1日「地上」
初収刊本:『桜桃』
佐渡【さど】
短編小説。
初出:昭和16年1月1日「公論」
初収刊本:『千代女』
猿ヶ島【さるがしま】
短編小説。
初出:昭和10年9月1日「文学界」
初収刊本:『晩年』
散華【さんげ】
短編小説。
初出:昭和19年3月1日
初収刊本:『佳日』
失敗園【しっぱいえん】
短編小説。
初出:昭和15年「東西」
初収刊本:『東京八景』
十二月八日【じゅうにがつようか】
短編小説。
初出:昭和17年2月1日「婦人公論」
初収刊本:『女性』
斜陽【しゃよう】
長編小説。
備考:昭和22年6月脱稿。同年7月から10月にかけて「新潮」に連載され、12月に新潮社より単行本として刊行された。
十二年間【じゅうにねんかん】
短編小説。
初出:昭和21年4月1日「文化展望」
初収刊本:『狂言の神』
秋風記【しゅうふうき】
女生徒【じょせいと】(作品)
短編小説。
初出:昭和14年4月1日「文学界」
備考:同年7月にこの作品を表題作とする短編集が砂子屋書房から刊行された。この短編集により翌年12月、北村透谷賞の次席を授与される。ちなみに第一席は萩原朔太郎『帰郷者』。
女生徒【じょせいと】(短編集)
女類【じょるい】
短編小説。
初出:昭和23年4月1日「八雲」
初収刊本:『桜桃』
新樹の言葉【しんじゅのことば】
新ハムレット【しんはむれっと】
戯曲。書き下ろし作品。昭和16年7月2日文藝春秋社より刊行された。
新郎【しんろう】
短編小説。
初出:昭和17年1月1日「新潮」
初収刊本:『風の便り』
親友交歓【しんゆうこうかん】
短編小説。
初出:昭和21年12月1日「新潮」
初収刊本:『ヴィヨンの妻』
水仙【すいせん】
短編小説。
初出:昭和17年5月1日「改造」
初収刊本:『日本小説代表作全集9』(小山書店)
正義と微笑【せいぎとびしょう】
書き下ろし中編小説。昭和17年6月10日錦城出版社より刊行された。
清貧譚【せいひんたん】
短編小説。
初出:昭和16年1月1日「新潮」
初収刊本:『千代女』
惜別【せきべつ】
書き下ろし長編小説。昭和20年9月5日、朝日新聞社より刊行された。
善蔵を思う【ぜんぞうをおもう】
短編小説。
初出:昭和15年4月1日「文藝」
初収刊本:『女の決闘』
創世紀【そうせいき】
短編小説。
初出:昭和11年10月1日「新潮」
初収刊本:『信天翁』
備考:初収刊本に収録の際、「山上通信」の部分が削除された。
俗天使【ぞくてんし】
短編小説。
初出:昭和15年1月1日「新潮」
初収刊本:『皮膚と心』
【た】
ダス・ゲマイネ【ダスゲマイネ】
短編小説。
初出:昭和10年10月1日「文藝春秋」
初収刊本:『虚構の彷徨、ダス・ゲマイネ』
たずねびと【たずねびと】
短編小説。
初出:昭和21年11月1日「東北文学」
初収刊本:『姥捨』
誰も知らぬ【だれもしらぬ】
短編小説。
初出:昭和15年4月1日「若草」
初収刊本:『女の決闘』
男女同権【だんじょどうけん】
短編小説。
初出:昭和21年12月1日「改造」
初収刊本:『ヴィヨンの妻』
地球図【ちきゅうず】
短編小説。
初出:昭和10年12月1日「新潮」
初収刊本:『晩年』(砂子屋書房)
備考:初出時には冒頭に序文が無題で掲載されたが、『晩年』に収録の際、削除された。
畜犬談【ちくけんだん】
短編小説。
初出:昭和14年10月1日「文学者」
初収刊本:『皮膚と心』(竹村書房)
☆いわゆる「おちゃめな太宰」が好きな人には超オススメ
竹青【ちくせい】
短編小説。
初出:昭和20年4月1日「文藝」
初収刊本:『薄明』
父【ちち】
短編小説。
初出:昭和22年4月1日「人間」
初収刊本:『ヴィヨンの妻』
チャンス【チャンス】
短編小説。
初出:昭和21年7月10日
初収刊本:『冬の花火』
千代女【ちよじょ】(作品)
短編小説。
初出:昭和16年6月1日「改造」
初収刊本:『千代女』
備考:のちにこれを表題作とする短編集が刊行された。
千代女【ちよじょ】(作品集)
津軽【つがる】
長編小説。
備考:書き下ろし作品。昭和19年11月15日小山書店より刊行された。
鉄面皮【てつめんぴ】
短編小説。
初出:昭和18年4月1日「文学界」
初収刊本:『薄明』
東京八景【とうきょうはっけい】
短編小説。
初出:昭和16年1月1日「文学界」
備考:執筆期間は昭和15年7月3日から12日。のち5月にこれを表題作とする単行本が実業之日本社から刊行された。
東京八景【とうきょうはっけい】(作品集)
道化の華【どうけのはな】
短編小説。
初出:昭和10年5月1日「日本浪曼派」
初収刊本:『晩年』(砂子屋書店)
燈籠【とうろう】
短編小説。
初出:昭和12年10月1日
初収刊本:『女性』
トカトントン【トカトントン】
短編小説。
初出:昭和22年1月1日「群像」
初収刊本:『ヴィヨンの妻』
【な】
二十世紀旗手【にじゅっせいききしゅ】
短編小説。
初出:昭和12年1月1日「改造」
初収刊本:『二十世紀旗手』(版画荘文庫)
二十世紀旗手【にじゅっせいききしゅ】(短編集)
短編集。昭和12年7月版画荘文庫より刊行された。
収録作品:
如是我聞【にょぜがもん】
随筆。
備考:絶筆。昭和23年3月から死の直前まで「新潮」に連載され、11月に新潮社から単行本として刊行された。
庭【にわ】
短編小説。
初出:昭和21年1月1日「新小説」
初収刊本:『冬の花火』
人間失格【にんげんしっかく】
長編小説。
初出:昭和23年6月1日「展望」
備考:昭和23年5月脱稿。6月号から3回にわたって掲載され、のち単行本として刊行された。
【は】
パウロの混乱【ぱうろのこんらん】
短編小説。
初出:昭和15年10月31日
初収刊本:『信天翁』
薄明【はくめい】
葉桜と魔笛【はざくらとまてき】
短編小説。
初出:昭和14年6月1日「若草」
初収刊本:『皮膚と心』(竹村書房)
恥【はじ】
短編小説。
初出:昭和17年1月1日「婦人画報」
初収刊本:『女性』
備考:三岸節子が挿絵を担当した。
走れメロス【はしれメロス】
短編小説。
初出:昭和15年5月1日「新潮」
初収刊本:『女の決闘』
八十八夜【はちじゅうはちや】
短編小説。
初出:昭和14年8月1日「新潮」
初収刊本:『皮膚と心』
花火【はなび】
→日の出前
花吹雪【はなふぶき】
短編小説。
初収刊本:昭和19年8月20日『佳日』(肇書房)
備考:作品集『佳日』のために書き下ろされた。
母【はは】
短編小説。
初出:昭和22年3月1日「新潮」
初収刊本:『ヴィヨンの妻』
春の枯葉【はるのかれは】
戯曲。
初出:昭和21年9月1日「人間」
備考:昭和23年2月、俳優座が千田是也演出で上演した。
春の盗賊【はるのとうぞく】
短編小説。
初出:昭和15年1月1日「文芸日本」
初収刊本:『女の決闘』
パンドラの匣【パンドラのはこ】
中編小説。
備考:昭和20年10月より「河北新報」にて連載開始。
翌年6月、単行本として河北新報社より刊行。
昭和22年には大映により「看護婦日記」として映画化された。
犯人【はんにん】
短編小説。
初出:昭和23年1月1日「中央公論」
初収刊本:『桜桃』
晩年【ばんねん】(作品集)
処女作品集。
備考:昭和11年6月25日砂子屋書店より刊行。
収録作品:「葉」
「思い出」
「魚服記」
「列車」
「地球図」
「猿ヶ島」
「雀こ」
「道化の華」
「猿面冠者」
「逆行」
「彼は昔の彼ならず」
「ロマネスク」
「玩具」
「陰火」
「めくら草紙」
眉山【びざん】
短編小説。
初出:昭和23年3月1日「小説新潮」
初収刊本:『桜桃』
美少女【びしょうじょ】
短編小説。
初出:昭和14年10月1日「月刊文章」
初収刊本:『短編四十人集』
美男子と煙草【びだんしとたばこ】
短編小説。
初出;昭和23年3月1日「日本小説」
初収刊本:『桜桃』
日の出前【ひのでまえ】
短編小説。
初出:昭和17年10月1日「文藝」
初収刊本:『薄明』
備考:初出時は「花火」という題だったが、当局からの要請を受けて初収刊本に収録の際「花火」と改題された。
火の鳥【ひのとり】
小説。未完。昭和13年天下茶屋で執筆された。
雲雀の声【ひばりのこえ】
皮膚と心【ひふとこころ】(作品)
短編小説。
初出:昭和14年11月1日「文学界」
初収刊本:『皮膚と心』(竹村書房)
皮膚と心【ひふとこころ】(短編集)
短編集。昭和15年4月竹村書房より刊行された。
収録作品:
フォスフォレッセンス【ふぉすふぉれっせんす】
短編小説。
初出:昭和22年7月1日「日本小説」
初収刊本:『太宰治随想集』
備考:6、7月号に掲載された。
野間仁根が挿絵を担当した。
富嶽百景【ふがくひゃっけい】(作品)
短編小説。
初出:昭和14年2月1日「文体」
初収刊本:『女生徒』
備考:「文体」誌上に2、3月号と2回にわたり分載された。
富嶽百景【ふがくひゃっけい】(短編集)
昭和18年1月10日、新潮社より刊行された。
収録作品:
服装について【ふくそうについて】
短編小説。
初出:昭和16年2月1日「文藝春秋」
初収刊本:『千代女』
不審庵【ふしんあん】
短編小説。
初出:昭和18年10月1日「文芸世紀」
初収刊本:『佳日』
冬の花火【ふゆのはなび】
戯曲。
初出:昭和21年6月1日「展望」
初収刊本:『冬の花火』
碧眼托鉢【へきがんたくはつ】
随筆。
【ま】
待つ【まつ】
短編小説。
初出:昭和17年6月30日「女性」
初収刊本:
満願【まんがん】
短編小説。
初出:昭和13年9月1日「文筆」
初収刊本:『女生徒』
備考:特集「短編小説集」欄に掲載された。
未帰還の友に【みきかんのともに】
短編小説。
初出:昭和21年5月1日「潮流」
初収刊本:『冬の花火』
みみずく通信【みみずくつうしん】
短編小説。
初出:昭和16年1月1日「知性」
初収刊本:『千代女』
女神【めがみ】
短編小説。
初出:昭和22年5月1日「日本小説」
初収刊本:『女神』
備考:桜井浜江が挿絵を担当した。
めくら草紙【めくらぞうし】
短編小説。
初出:昭和11年1月1日「新潮」
初収刊本:『晩年』
雌について【めすについて】
短編小説。
初出:昭和11年5月1日
初収刊本:『二十世紀旗手』
メリイクリスマス【メリイクリスマス】
短編小説。
初出:昭和22年1月1日「中央公論」
初収刊本:『ヴィヨンの妻』
備考:昭和21年11月脱稿。
もの思う葦【ものおもうあし】
【や】
雪の夜の話【ゆきのよのはなし】
短編小説。
初出:昭和19年5月1日「少女の友」
初収刊本:『薄明』
やんぬる哉【やんぬるかな】
短編小説。
初出:昭和21年3月1日「月刊読売」
初収刊本:『冬の花火』
葉【よう】
短編作品。
初出:昭和9年4月11日「鷭」
【ら】
懶惰の歌留多【らんだのかるた】
律子と貞子【りつことさだこ】
短編小説。
初出:昭和17年2月1日「若草」
初収刊本:『風の便り』
令嬢アユ【れいじょうあゆ】
短編小説。
初出:昭和16年6月1日「新女苑」
初収刊本:『千代女』
備考:野間仁根が挿絵を担当した。
列車【れっしゃ】
短編小説。
初出:昭和8年2月19日付「サンデー東奥」
初収刊本:『晩年』(砂子屋書房)
備考:「太宰治」の筆名を用いて発表された最初の作品である。この作品が乙種懸賞創作入選となり太宰は5円を得た。
ロマネスク【ロマネスク】
短編小説。
初出:昭和9年12月1日「青い花」。
初収刊本:『晩年』(砂子屋書房)
備考:同年夏、静岡県三島市の知人宅で執筆された。
ろまん燈籠【ろまんどうろう】(作品)
中編小説。
初出:昭和15年12月1日「婦人画報」
初収刊本:『千代女』
備考:伊勢正義が挿絵を担当。同誌の昭和16年6月号まで6回にわたり掲載された。
ろまん燈籠【ろまんどうろう】(短編集)
昭和22年7月10日、用力社より刊行された。
【わ】
渡り鳥【わたりどり】
短編小説。
初出:昭和23年4月1日「群像」
初収刊本:『桜桃』
【アルファベット】
HUMAN LOST【ひゅーまんろすと】
短編小説。
初出:昭和12年4月1日「新潮」
初収刊本:『東京八景』
I can speak【あいきゃんすぴーく】
短編小説。
初出:昭和14年2月1日「若草」
初収刊本:『女生徒』
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