丸善アテナインキ COBALT BLUE B114
丸善アテナインキ COBALT BLUE B114
1個1,650円 売切れ
送料520円(レターパックプラス)
他のインクなどとまとめても同じです
ボトルサイズ:高さ約4.7 直径約3.8㎝
丸善アテナインキ COBALT BLUE 1/2オンス入
maruzen 丸善株式會社
青いプラスチックケースに2分の1オンス(約15cc)のボトルが入っています。ラベルの日本文字は左から右に書かれています。戦後間もない時期に販売されたものだと思われます。
丸善
明治2年(1869)創業の老舗です。
早矢仕有的が横浜に書籍・薬品を商う輸入商社「丸屋商社」として創業しました。その後多角的な商売をはじめていきました。日本の実質的な株式会社第一号といわれています。
インキの製造を開始したのは明治18年(1885)。丸善アテナインキは日本のインキの歴史を築いてきました。
インキの色と同じ青いプラスチックケースの中にボトルが入っている珍しいものです。当時、インキは高価で貴重な品だったのではないでしょうか。
古い時代のインクですが沈殿はありません。
インキは使用できます。この時代のインキには防腐剤が入っています。昔のインキのあの独特の臭いは防腐剤の臭いです。
インクボトルのラベルは、大正6年発売当時の丸善アテナインキのデザインと同じです。
気泡が入っている瓶があります。
ケースのふた(左)とボトルのふた(右)には、中央に登録商標(TRADE MARK)のアテナ(ギリシャ神話の女神)とATHENA INK のエンボス(浮き彫り)があります。
紙箱の日本文字は、右から左に書かれています。
右の二つが丸善アテナインキ ケース入 赤1/2オンス B112
左端は丸善アテナインキ JUNIOR2オンス B113
右端が丸善アテナインキ ケース入 赤1/2オンス B112
左端パイロットインキブルーブラック30ccとの比較
右端が丸善アテナインキ ケース入 赤1/2オンス B112
丸善は、明治18年(1885)現在の日本橋店の敷地内で「丸善工作部」がインク製造を開始しました。
創業間もない頃、学校や学生の増加に伴い、インキの需要も増大。しかし輸入インキは高価すぎ、家内工業で作られたインキには粗悪品が多かったことから、明治18年(1885)に現在の日本橋店の敷地内で「丸善工作部」がインク製造を開始しました。工作部製のインキはしばしば博覧会等に出品し賞を受けて、のちの「丸善インキ」「丸善アテナインキ」として一時代を築く商品となりました。
◇梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台「丸善京都支店」
1872年(明治5年)に「京都支店(丸屋善吉店)」として開設され、その後一度閉店した後、1907年(明治40年)に三条通麩屋町に再開設されました。
梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台となったのは、この麩屋町の丸善です。その後、1940年(昭和15年)に河原町通蛸薬師へ移転し、2005年に閉店。閉店時には、閉店を惜しむ来店客が本の上にレモンを置く様子が話題になりました。
そして、2015年(平成27)、 河原町通に丸善 京都本店がオープンしました。およそ10年ぶりの復活です。
豊富な和書の品揃えに加え、カフェがあり洋書・文具などが販売されています。
a:2122 t:1 y:0
SI1030 2ffloorEPSbox 191024