ペン先の歴史

ペン先の歴史

日本のペン先生産の歴史です。

国産ペン先の歴史
鋼鉄ペン先はイギリスで量産が開始され、日本に入ってきたのは1871年(明治4年)でした。
渡来してから20数年間は、日本ではほとんど製造できなく輸入品を使用していました。

国産のペン先は、故石川徳松氏が、製造技術や材料・機械などなどすべてが不明の中で苦心研究し、1902年(明治35年)4月から製造販売を開始しました。石川ペン製作所(現ゼブラ株式会社 1963年社名変更)です。

1908年(明治41年)の太政官通達で鋼ペンとインクの正式仕様が認められ、毛筆と墨で記録する時代から鋼ペンとインクの時代と移っていきます。

戦後、生産量は拡大し、昭和25年には最盛期を迎え、ペン先メーカーは18社を超えるほどでした。帳簿用として愛用されてきたペン先ですが、ボールペンの普及とコンピューター化により、その後は徐々に需要は減少。しかし、ペン先の需要はゼロにはなりませんでした。

近年はマンガ用として、マンガ家にとって、なくてはならない筆記具となっています。

そのマンガは、日本国内だけでなく、東南アジアやヨーロッパ、アメリカなど、世界中に広がり、ペン先への評価が再び高まっています。

また、パソコンとプリンターの時代となりましたが、手書きのよさが見直されて愛好者が増えてきています。
    もっと詳しく⇒ペン先の歴史、材料・製造工程

 ◇現在のゼブラタマペン(かぶらペン)
  ゼブラのかぶらペン
  *通称かぶらペンは、
   サジペン(ニッコー)、スプーンペン(タチカワ)として今でも販売されています。
   ※ブランドによって名称が異なっています。

昭和25(1950)年当時のメーカー

昭和25年ペン先メーカー
 日本鋼ペン先工業組合 平成8年7月 発行『ペン先のあゆみ』より

ペン先の製造・販売会社 昭和28年

◇ペン先製造会社と商標
   昭和28年8月現在
ペン先製造品
昭和時代になると国内のペン先生産の技術が向上し、生産高が年々増加しました。戦寺中も生産は続き、戦後の物質不足で一時生産高は減少しますが、2、3年で復活しました。その後昭和45(1970)年ころまでは年間100万グロスを越える生産高でした。
日本鋼ペン先工業組合 平成8年7月 発行『ペン先のあゆみ』より

◇ペン先の商標と発売店・製造者
   昭和28年8月現在 
  ペン先発売品
    東京丸善から発売されたオリオンペン
  オリオンペン 
   製造メーカーは立川ペンでした。

現在発売されている日本のペン先ブランドは、タチカワ、日光、ゼブラの3種類です。
日光ブランドはタチカワが継承しいますので、製造メーカーはタチカワとゼブラ社の2社だけとなっています。
  日本鋼ペン先工業組合 平成8年7月 発行『ペン先のあゆみ』より


鋼ペン先JIS(日本工業規格)制定

 昭和29年10月30日
鋼ペン先JIS(日本工業規格)制定
 日本鋼ペン先工業組合 平成8年7月 発行『ペン先のあゆみ』より

      ⇒ 日本工業規格 JIS 鋼ペン先 S6008 全文

ペン先のJIS規格「S6008 鋼ペン先」は昭和62年7月1日に廃止されました。(JISC 日本工業標準調査会のデータベース)
日本鋼ペン先工業組合 平成8年7月 発行『ペン先のあゆみ』には、昭和60年11月に廃止と記載されています。

 

昭和30~40年ころのペン先の包装箱

タチカワ
昭和30~40年ころのペン先の放送箱

ペン先の種類・価格推移

平成8年7月 日本鋼ペン先工業組合発行『ペン先のあゆみ』より

ペン先の分類

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旧JIS規格によるペン先の種類

ペン先の種類

イギリス産を模倣していた時代だけでも数十種類もありましたが、その後はさらに特殊な形状のものが考案され、近年では数百種類を数えるほどになると言われています。

目的に応じた選び方が肝心です。
筆圧により繊細な表現ができますので、漫画やカリグラフィー(アルファベットによるペンの書道)の世界を中心に使用されています。


漫画家にとってのペン先

山形で執筆している漫画家のTさんからまとめてたくさんお買上げいただきました。
礼状です ⇓

今回は本当にありがとうございました。
これで私はまた向こう10年以上戦えます(笑)。
いや、でもペン先自体が全て絶版になったら「即廃業」になりかねないのであながち冗談でもないのです。。。

      ⇒ 漫画家にとってのペン先の大切さ


現在のペン先メーカーと種類別の特徴

現在の日本のペン先ブランドは、タチカワ、日光、ゼブラの3種類です。日光はタチカワで製造していますので、実際には、タチカワとゼブラ社の2社だけとなってしまいました。

ベン先価格の推移

ベン先の価格は原則1グロスです。ベン先価格の推移



タチカワペン先の歴史

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