「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-1

 7,800円
 
  72頁 定價25圓

  昭和二十三年(1948)新年号。太宰39歳。太宰が入水自殺する半年前に書かれた小説「犯人」が掲載されています。「犯人」は単行本にはなっていません。志賀直哉が酷評したせいでしょうか。その他の内容や紙面広告などに時代背景や戦後間もない時代の息吹が感じられます。
  → 当時の太宰治

戦後、太宰は「斜陽」を発表し、「斜陽族」という流行語が生まれるほどの社会現象を巻き起こします。無頼派という異名の元に時代の最先端に押し出された太宰は、多忙を極めながら数々の作品を残します。その中に、昭和23年1月に発表された「犯人」というこの作品があります。「犯人」は、三鷹駅近くの仕事部屋で書かれ、井の頭公園や三鷹が舞台となっています。

「犯人」と同時期に発表されたある座談会の批評によって、太宰は、芥川賞事件以来となる文芸誌上での論争を巻き起こします。太宰は、「如是我聞」連載で文壇の大家たちに反駁し、死後に至ってもさまざまな物議を醸す問題作となりました。

 ⇒太宰治の生涯 略年譜
 山崎富栄との心中が記載されています。昭和23年(1948)、太宰、39歳でした。

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-2 「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-3
 発行から70年余になります。強いヤケや汚れ小キズ、テープ跡があります。
  A5サイズ(148×210ミリ:現在の月刊文芸春秋と同じ)

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-4 「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-5
 定價25圓 全72頁です。物資の乏しい終戦後2年後の昭和22年に印刷され23年1月に発行されました。小さい活字で印刷されています。

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-6

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「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-9
  → 太宰治「犯人」全文

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-10
 「短歌十六章」斎藤茂吉 
 その中から2首
  感恩は年老いてより切なりといにしへ人も言ひたりや否(いな)
  ドラム罐にて入浴したる安楽をあぢはうごとく坂くだりくる

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-11

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-12

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-13 「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-14
 薬の広告が多いのですが、ヨット、ミヤマ、エベレスト鉛筆の広告があります。鉛筆の時代でした。太宰治研究はもとより歴史資料にもなります。

「中央公論」太宰治『犯人』掲載 昭和23年新年号-15
 小説などの文学作品や各種の書物はいつの時代も読まれてきました。広告が掲載されています。

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